期待高まるJR東日本

都心に居を構えようと考えている人にとって、交通インフラとして重要な位置を占める鉄道路線の動向、つまり運行している鉄道会社が描く将来像や直近でのいろいろな計画を仕入れておくことは大切と言われています。それは単に利便性という都心ならではの影響に留まらず、将来的な資産価値といった点でも大きく影響してくる為と考えられているからに他なりません。そんな都心に乗り入れている鉄道会社のなかで、まず第一に挙げられるのがJR東日本と言ってもいいでしょう。旧国鉄時代からの分割民営化により、数々の多角的事業の取り組みが展開されています。例えば、今では当たり前のように使われている自動改札に向けた交通系ICカード導入に始まり、貨物線を通勤専用とするがごとく生み出された湘南新宿ラインや上野東京ライン、その他幾多の駅ビル整備や駅周辺の整備事業、ホームドアの導入等々新事業の創設等挙げればきりがないとまで言われる強力な推進力は周知の事実です。さらに、今後には50年近くなかった新駅誕生(田町~品川間)も控えているといった、まだまだ目が離せない大動脈としての役割を担っています。賃貸にしろ分譲にしろ都心で住まいを探すとなった場合、どうしてもマンションという選択肢が多くを占めてしまいますが、そんな中で駅まで徒歩5分というような多くのマンションが、ほかの路線へのアクセスも考慮すると、どうしてもJRの駅が最寄駅となれば、それに越したことはないと考える人が多いことでしょう。まさに都心に住むにはJR各路線とどう連絡できるかが大きな関心事と言ってもいいでしょう。